仕事を頑張りたくない、出世を望まないと感じる理由と、自分に合った働き方・目標を考える方法を解説します。
この記事のポイント
- 検索した疑問に対する結論を最初に確認できます。
- 判断するときの具体的な確認項目を整理できます。
- 次に取る行動を順番に検討できます。
仕事を頑張りたくない!という若い世代が増えていると言われています。
この若い世代というのは、1987年から2003年生まれのゆとり世代(現在35歳~19歳)のこと。
豊かな人間性を育むことを目的とした「ゆとり教育」の世代であることから、仕事よりもプライベートを優先する傾向があるという世代とも言われています。
その昔、企業の組織論として「頑張れば、未来は開けていく!上昇志向を持つことで、管理職を目指し経験を積むことで、事業部全体を牽引するリーダーとして活躍できる」という言い方をして、「上昇志向を持ち、ステップアップすることは良いことである」と社員を鼓舞していたものです。
しかし、今ではリーダーとして采配を振ることや、社内上層部の地位に就けるということは、多くの若者の心には響かなくなってきているようです。
今回は、人材育成の考え方として、仕事をしたくないから頑張りたくないわけではない、若い世代の想いを解説していきます。

企業は、さまざまな人の集合体
企業には、色々なタイプの社員が集まり会社の定めた目標に向かって、事業を展開しているわけですが、常に同じことを行っているだけでは、会社の躍進には影が見えてきます。
そこで、経営上良く言われるのが「新規事業展開」や「他社とのアライアンス関係の構築」、そして上司が社員に「もっと、チャレンジしろ」と伝え、成功すれば会社内での未来があると社員の「やる気」を出させようとする一面もあります。
会社自体の未来が、危ぶまれるような危機に直面していれば、全社一丸となってその危機を回避しなければいけません。
ただ、社員それぞれに人生があるように、何を大事に働こうかを考えている人、とにかく会社を大きくして、将来は自分がこの会社を動かすようなポジションで働きたいと考える人、それぞれに会社に対する想いは違います。
意欲を表に出して働く社員は、上司から見れば「上昇志向」があって頼もしい存在に映るでしょうが、「上昇志向」の一面が見られないと「ダメ社員かも?」思ってしまう上司もいるのではないでしょうか?
現実的な「若者世代」の実情
多くの若者世代の社員は、社内での昇進よりも安定した生活やプライベートの充実を図りたいという考えを持っているようです。
つまり、上のポジションを目指したいとか、責任ある仕事を任せてもらうようなリーダーになりたいという「上昇志向」で働くことには、興味を持たなくなっているということなのでしょう。
どちらかと言うと、働くうえで重視しているのは、「収入の安定」「ミスのない仕事の仕方」そして「仲間と楽しく働けること」などを、目標にした働き方を重視している社員もいるようです。
「近頃の若者は、上昇志向がない!」という言葉の裏にある現実
「上昇志向」とは、自分の能力や社会的地位などを高めようとする考え方のことを指します。「上昇志向が強い」言われる人は、このような考えが強い人という意味になります。そして、「上昇志向」という言葉には、「出世したい」というような権力欲や金銭欲が含まれていると思われます。
もちろん、出世すれば多少なりとも給料が上がり、権限も一般社員より持つことができます。
企業内で出世と言えば、当然階級が上がり管理職になることですが、自分の好きなように働いていたいし、仕事以外のものを大切にしていたいという気持ちは、上司からは「上昇志向がない」と思われる要因なのかもしれません。
上昇志向を持つということは?
ただ、だからと言って「上昇志向」を持つことは良くないことかと言うと、それは全く違います。
「上昇」とは、今より高い位置に向かっていくことであって、現状に満足しないという意欲の表れです。
そして、「志向」とは、その人の考えや気持ちがある方向を目指すことを意味します。
つまり、管理職になりたくないとか、プライベートの時間を大切にしたいとか言うことは、ある意味では両方ともその人の現状をより良くする「上昇志向」の表れではないでしょうか?
社内の組織論の中での「上昇志向」を抱くか抱かないかの違いだけと考えられます。
「上昇志向」を持つには、以下のようなことが大切です。
①明確な目標をもって行動
「上昇志向」が強い人は、なんとなく「こうしたい、こうなりたい」という内容に、年齢や歳月で区切りをつけて目標を定めています。
②努力を怠らない
目標達成のために、必ず努力を続けていくという強い意志を持っています、
③常に未来を見つめている
過去を悔やんでも、過去を変えることはできません。逆に過去の失敗を糧にして、成功するように定めた目標のために頑張ります。

- 睡眠不足や長時間労働が続いていないか
- 仕事量・責任・評価が釣り合っているか
- 出世を望まないだけなのか、仕事自体が苦痛なのか
- 生活で優先したい時間や収入はいくらか
具体例:出世は望まなくても、専門性を高める、安定した勤務時間を選ぶなど、自分に合った目標は設定できます。心身の不調が続く場合は無理をせず、社内外の相談窓口も利用しましょう。
まとめ
「上昇志向」が強い人は、将来の可能性が広がります。しかし、企業には上昇志向を持たなくともコツコツと良い仕事をするプロフェッショナルを目指す人もいます。
プロフェッショナルを目指すとした時点で、既にその人は「上昇志向」の持ち主となります。
企業で働く上で、出世にはこだわらず、自分なりの働き方でプロセスやポリシーを重視した働き方を、喜んでくれる企業とそうした社員の関係こそが、企業が成長する人材力の強みとなるのではないでしょうか。



