無料求人サイトは、掲載料金だけでなく「応募者と連絡して採用するまで、無料で進められるか」で選ぶと違いが分かります。無料の基本機能で募集できるサービスもあれば、掲載件数や応募者情報を見られる期間に制限があるサービスもあります。有料オプションがあるからといって、無料では役に立たないとは限りません。
この記事では、Indeed、engage、求人ボックス、ジモティー、げんきワーク、CIYワークに、公的なハローワークと当サイト「はたらきんぐ!」を加え、8つの選択肢を比べます。初めて求人を出す方も、今の掲載先にもう一つ追加したい方も、自社で無理なく使える方法を探してみましょう。
料金・機能は2026年9月4日に確認した公式情報を基にしています。応募数や採用実績のランキングではありません。当サイトを運営する株式会社N5のサービスも含みますが、無料の範囲と制限を同じ視点で整理しています。
「掲載無料」と「採用まで無料」は分けて確認しよう
無料という言葉を見ると、採用に関する費用がすべてかからないように感じるかもしれません。ただ、何が無料なのかはサービスによって異なります。最初は次の3点を確認しておくと、後から慌てずに済みます。
- 掲載後の費用:応募が届いたとき、連絡先を見るとき、採用が決まったときに料金が発生しないか。
- 無料で使える上限:求人数、掲載期間、応募者情報の閲覧期間に制限がないか。
- 有料機能との境目:追加料金は表示を目立たせるためか、募集や連絡に必要な機能のためか。
有料プランの無料体験も、ずっと使える無料プランとは別です。試用期間が終わった後に残る機能、切替の手続き、契約期間を確認しましょう。また、サービス利用料が0円でも、原稿づくりや応募への返信には担当者の時間がかかります。「費用」と「管理する手間」を一緒に見るのが、無料サービスを選ぶコツです。

無料求人サイトなど8つの選択肢を比較
まずは無料の範囲を一覧で見てみましょう。下表は順位ではなく、各サービスの基本的な違いをまとめたものです。ハローワークは広告サイトではなく、公的な職業紹介・採用支援サービスとして掲載しています。いずれも求人内容や利用条件の確認は必要です。
| サービス | 無料の基本範囲・制限 | 有料機能など |
|---|---|---|
| Indeed | 無料掲載の対象求人。日本向け案内では表示は最大120日 | スポンサー求人。求人の種類によって有料掲載が必要 |
| engage | 求人掲載・採用ページ・応募者管理。件数・期間の制限なし | エンゲージプレミアム |
| 求人ボックス 採用ボード | 掲載・応募受付・採用。応募者の連絡先を確認し自社で連絡 | 表示機会を増やすクリック課金型オプション |
| ハローワーク | 求人申込み・職業紹介などの求人サービス | 求人サービスは無料 |
| ジモティー | 基本の投稿・やり取り。求人投稿の認証・審査条件あり | PR枠、リフレッシュなど |
| げんきワーク | 求人5件まで。掲載期間の制限なし | 6件以上の掲載は有料プラン |
| CIYワーク | 1求人。応募者情報へのアクセスは30日 | 求人数の拡張、適性検査など |
| はたらきんぐ! | 通常の求人掲載・採用。件数・期間の制限なし | 確認した掲載案内に有料オプションの記載なし |
Indeed|無料対象と表示期間を確認して使う
Indeedには無料掲載と有料のスポンサー求人があります。公式の無料掲載ポリシーでは、日本の無料求人の表示期間は最大120日と案内されています。「一度出せば、ずっと無料で表示され続ける」と考えないようにしましょう。
また、人材紹介求人・派遣求人など、有料掲載が必要な区分もあります。自社の求人が無料対象で、募集期間が条件に収まるなら、無料から検討する選択肢になります。掲載先を決める前に、Indeed公式の無料掲載の案内を確認し、自社の求人に適用される条件を確かめておきましょう。
engage|複数の求人と応募者をまとめて管理したいときに
engageは、求人を載せるだけでなく、自社の採用ページづくりや応募者管理にも使えるサービスです。基本機能には掲載件数・期間の制限がなく、初期費用・維持費用・採用時の料金もかからないと案内されています。
職種や店舗ごとに求人を分けたい会社では、無料でどこまで管理できるかを検討しやすい選択肢です。有料のエンゲージプレミアムは別に用意されていますが、無料の基本機能だけでも募集から応募者管理まで行えます。外部の求人サービスとの連携については、すべての求人が必ず掲載されるという意味ではありません。条件はengageの料金・無料機能の案内で確認できます。
求人ボックス 採用ボード|求人票を作り、応募者へ直接連絡する
求人ボックスの採用ボードは、企業が求人票を作成して直接掲載する仕組みです。掲載料だけでなく、応募や採用決定ごとの成果報酬も不要です。応募があるとメールで通知され、管理画面で連絡先などを確認して、応募者へ直接連絡します。
有料オプションは、求人をより目に入りやすい位置へ表示するクリック課金型です。応募者と連絡するために必ず有料へ切り替える仕組みではないので、自社で原稿作成と返信を担当できるなら無料運用を検討できます。掲載期限は設けられていませんが、長期間更新のない求人は自動停止される場合があります。詳細は採用ボードの無料掲載・有料オプションをご確認ください。
ハローワーク|求人の相談も含めて無料で利用したいときに
ハローワークの求人申込みや職業紹介などのサービスは無料です。求人を公開する場としてだけでなく、人材募集について相談する窓口としても利用できます。初めて採用する会社なら、原稿を一人で抱え込まずに相談できる点も比較材料になるでしょう。
利用には事業所登録や求人の申込み、内容確認などの工程があります。「登録した瞬間に、自由な広告を出せるサイト」とは仕組みが異なります。手続きと支援内容は厚生労働省のハローワーク人材募集案内を確認しましょう。
ジモティー|地域の募集先として、認証と連絡方法を確認する
ジモティーは、地域ごとの情報を掲載でき、アルバイト・正社員の求人カテゴリーもあるサービスです。基本の投稿ややり取りは無料で、PR枠や投稿を目立たせる有料機能が用意されています。無料で投稿することと、目立つ場所を確保することは分けて考えましょう。
求人投稿では、雇用に関するトラブルを抑えるため、認証や必要書類の確認が行われます。店舗の近隣で働く人へ募集を知らせたい場合の候補になりますが、その地域で応募が集まるかまでは保証されません。まずはジモティー公式のサービス案内を確認し、求人投稿に必要な認証や、有料機能の条件も確かめてから準備するとスムーズです。
げんきワーク|5件以内の募集なら無料で検討できる
げんきワークは、1社につき5件まで無料で求人を掲載でき、6件以上は有料の拡張プランになります。掲載期間には制限がありません。少数の職種を募集する場合と、多店舗で数十件出したい場合では、無料で使えるかの判断が変わります。
応募者は、求人に登録した応募方法で企業へ直接連絡する方式です。求人サイト内で応募者情報をまとめて管理する前提にせず、電話やメールの確認担当を決めておきましょう。5件以内で、自社の窓口で応募対応できるなら、無料の募集先として検討できます。無料掲載の範囲や利用方法は、げんきワーク公式の採用担当者向けFAQで確認できます。
CIYワーク|1求人の無料枠と、応募者情報の閲覧期限に注意
CIYワークは、無料プランで1求人を掲載でき、応募者管理やメール送信などの機能を利用できます。一方、無料プランの応募者情報へのアクセスは30日とされています。求人を出した後、応募者情報をいつでも見返せると思って放置しないようにしましょう。
2求人以上の掲載や適性検査などは有料プラン・追加機能の対象です。「まず一つの職種を募集し、応募後は早めに対応する」という使い方なら候補になりますが、長期の情報管理まで無料でできるとは考えない方が安心です。最初の30日間の無料体験とは区別して、継続利用するプランの条件をCIYの料金・プラン比較で確かめてください。
はたらきんぐ!|掲載件数を分けながら無料で募集する
当サイト「はたらきんぐ!」では、企業・法人・個人事業主が通常の求人掲載を無料で利用でき、採用時の成果報酬もかかりません。掲載件数や期間の制限がないため、職種や勤務地を分けて求人を管理する方法を検討できます。
ただし、無料だから必ず応募が来るということではありません。仕事内容や条件の整理、掲載後の更新、応募者への連絡は必要です。他のサービスと同様に、求人を出せることと、採用が決まることは分けて考えましょう。
無料だけで使うなら、募集数と管理の仕方から選ぼう
ここまでの条件を見ると、無料の基本機能で採用活動を進められる選択肢はあります。ただし、自社に合うかは募集の仕方で変わります。例えば、次のように当てはめてみてください。
- 1店舗・1職種を募集する:1件や5件の無料枠でも足りる可能性があります。先に応募の受け取り方を確認しましょう。
- 複数店舗・複数職種を募集する:件数制限と、求人ごとの編集・停止のしやすさを優先して比べます。
- 採用担当が一人だけ:掲載先を増やす前に、通知を見落とさず返信できる数かを考えます。
- 初めて採用する:広告を出す機能だけでなく、募集内容について相談できる窓口も比較します。
これは公式機能を基にした選び方の目安で、各サービスを実際に使った採用結果の評価ではありません。いきなり8か所すべてへ掲載するより、まず管理できる少数の掲載先で始め、必要に応じて追加する方が取り組みやすいでしょう。

有料にする前に、求人の届き方と応募後の流れを見直す
無料で掲載して反応がないと、「お金を払わないと無理なのかな」と感じることもあります。そんなときは、求人が見られていないのか、見られているのに応募されないのか、応募後に連絡が途切れているのかを分けて確認してみましょう。
閲覧が少ない場合は、職種名や勤務地の伝え方、掲載対象・期限を確認します。閲覧はあるのに応募が少ないなら、給与、勤務時間、仕事内容が判断しやすいかが見直し候補です。原稿を整える際は、求職者に伝わりやすい求人票の5つの確認ポイントが役立ちます。
特に求人タイトルは、魅力を詰め込みすぎると、ぱっと見たときに何の仕事か分からなくなります。無料・有料のどちらでも、まず仕事内容が伝わることが出発点です。詳しい見直し方は、応募が来ないときの求人票の確認ポイントも参考にしてください。
そのうえで表示機会を増やしたいなら、有料オプションを検討する順番でも遅くありません。使う場合は、上限予算、課金の条件、終了日、停止方法を先に確認します。応募者への返信に手が回っていない状態なら、広告を増やす前に連絡体制を整える方が先でしょう。
まとめ|無料の範囲と、続けられる運用で選ぶ
無料求人サイトを選ぶときは、「有料オプションがあるか」だけで良し悪しを決めず、無料で募集・連絡・採用まで進められるかを見てみましょう。掲載件数、期限、応募者情報の扱いが自社に合えば、無料機能から始める方法も十分に検討できます。
まずは募集する職種・勤務地・必要な求人数を整理し、応募を確認する担当者を決めるところから。「はたらきんぐ!」も選択肢に入れる場合は、無料求人掲載の仕組みと利用案内をご確認ください。掲載先を選んだ後も、情報の更新と丁寧な応募対応を続けていきましょう。



