無料の履歴書作成サービスは、入力できるかだけでなく、提出に使うPDFまで無料で保存できるかを確認して選びましょう。スマホで作れるもの、アプリで編集するもの、パソコンでも使えるものがあり、印刷や追加機能には別料金がかかる場合があります。
「履歴書を用意しなきゃ」と思っても、どのサービスがよいか迷って手が止まってしまうこともありますよね。今回はヤギッシュ、キャリレコ、レジュメを例に、無料の範囲、PDF保存、印刷の違いを整理します。応募先の提出方法に合うものを選べば、最初から有料機能を使わなくても書類を準備できる選択肢があります。
機能・料金の区分は2026年9月4日に確認した公式案内に基づきます。入力から応募までの実利用テストや、採用されやすさの比較ではありません。
まず「どう提出するか」を確認しよう
履歴書を作り始める前に、求人の案内や企業からの連絡を見てみましょう。PDFをメール添付するのか、応募フォームに情報を入力するのか、面接に紙で持参するのかで、必要な機能が変わります。指定の様式がある場合は、そちらを優先します。
履歴書と職務経歴書は別の書類です。両方求められているなら、二つとも作れるか、片方を別の方法で用意するかを確認してください。「履歴書を作れる」サービスだからといって、提出物がすべてそろうとは限りません。学歴・職歴や職務経歴書の内容を整理したい方は、履歴書と職務経歴書の書き方も参考にできます。
ファイル形式や用紙サイズの指定が分からないときは、作り直す前に企業へ確認すれば大丈夫です。「履歴書はPDFでの提出でよいでしょうか」と短く聞くだけでも、準備するものが決まります。スマホで作ったか、パソコンで作ったかより、必要な内容が読みやすく届くことを大切にしましょう。
無料で履歴書を作れる3つのサービスを比較
ここでは、書類作成とPDF出力が案内されているサービスを取り上げます。無料機能でも提出用の書類を作る目的は満たせますが、会員登録の条件、使える端末、保存方法は同じではありません。
| サービス | 作成方法と無料範囲 | 費用・条件の確認点 |
|---|---|---|
| ヤギッシュ | スマホ・PCのブラウザで作成、PDF保存 | ヤギプライムなど追加機能は有料。印刷料金・出力時の登録条件を確認 |
| キャリレコ | スマホ・PCのブラウザで作成、登録なしでPDFダウンロード | コンビニ印刷は有料。一部の機能には利用条件あり |
| レジュメ | スマホアプリで履歴書・職務経歴書を作成、PDF化 | 印刷費用は別。端末の対応状況と保存方法を確認 |
ヤギッシュ:ブラウザから書類を作りたい人に
ヤギッシュの公式サイトでは、スマホやパソコンで履歴書・職務経歴書を作成できます。無料での作成・PDF保存が案内されている一方、AIによる支援などを含む有料のヤギプライムもあります。基本の履歴書を作ることと、追加機能を契約することは分けて考えましょう。
ヤギプライムの公式マニュアルには、30日間550円(税込)、30日ごとの自動更新と案内されています。必要なときだけ使うつもりでも、更新や解約の方法は加入前に確認しておきます。PDFの出力やメール送信など、利用する経路で求められる登録条件も画面で確認してください。
キャリレコ:登録前にPDFまで作りたい人に
キャリレコの公式案内では、会員登録なしで履歴書・職務経歴書の作成とPDFダウンロードを無料で利用できます。ブラウザで入力する方式なので、アプリを入れずに作り始めたい場合の候補です。入力内容のブラウザ保存も案内されています。
コンビニ印刷は有料として区別されています。「無料でダウンロード」と「紙を無料で受け取れる」は別だと考えましょう。また、公式サイトには一部機能の制限も記載されています。本稿で有料の月額プランは確認していませんが、それを理由に将来も全機能が無条件で無料とは扱いません。使いたい機能の案内を確認してください。
レジュメ:スマホのアプリで用意したい人に
タウンワークが案内するレジュメは、履歴書や職務経歴書をスマホで作成する無料アプリです。公式のレジュメのアプリ案内には、書類のPDF化やコンビニ印刷が説明されています。入力から写真の用意までスマホで進めたい場合に検討できます。
今回確認したのはAndroid向けの公式掲載情報です。別の端末で同じ機能が使えるとは決めつけず、利用する端末の公式ストアで対応状況を確認しましょう。有料の追加プランは今回の確認範囲では見当たりませんが、印刷費用や通信費まで無料になるものではありません。必要な機能と保存先が分かるかを、入力前に確かめておくと安心です。
PDF保存とコンビニ印刷の費用は分けて考える
メールやフォームでPDFを提出する場合は、紙に印刷しなくても準備できます。紙が必要な場合は、自宅のプリンター、コンビニの印刷サービスなどを使います。どちらがよいかは、利用できる機器と応募先の指定に合わせて選びましょう。

コンビニ印刷は、同じ履歴書でも、作成サービスが発行する番号で印刷する方法と、保存したPDFを別の印刷サービスへ登録する方法で料金や手順が異なることがあります。用紙サイズ、白黒・カラー、枚数、番号の有効期限、対応店舗を確認してください。安いと思って選んでも、写真が読みにくかったり、指定サイズと違ったりすれば印刷し直すことになります。
店頭では、印刷前のプレビューを確認し、出力した紙を取り忘れないようにしましょう。履歴書には住所や連絡先などが入っています。印刷番号やQRコードも、誰にでも見える場所へ載せないでください。自宅で印刷する場合も、用紙やインクは別の負担になります。
応募先からデータで求められているなら、いったん印刷した紙をスマホで撮影して送り直す必要はありません。PDFで用意した方が文字やレイアウトを保ちやすい場合があります。ただし、応募フォームで受け付ける形式と容量の指定が最優先です。画像しか受け付けないなど、指定がある場合はその案内に従います。
使い続けやすさは、保存と個人情報の扱いで変わる
入力が終わっても、次の応募で直せなければ不便です。完成したPDFと、あとから編集するためのデータは同じとは限りません。PDFだけを残せば元の入力内容も戻る、とは考えず、再編集の方法を確認しておきましょう。
端末を変えても続きから編集できるか
ブラウザ保存型では、同じ端末の同じブラウザで続きを入力できても、機種変更やデータ削除によって内容が引き継がれない場合があります。ログインによる保存、データの書き出し、完成PDFの保管をそれぞれ確認します。共有のパソコンや家族と共用する端末では、入力内容を残したままにしないことも大切です。
サービスの無料利用に会員登録が必要でも、それだけで良い・悪いとは判断できません。保存や再編集に役立つ場合もあるからです。ただし、何に同意して登録するのかは確認しましょう。履歴書作成と、求人紹介・スカウト・メール配信などの申込みが別かどうかを読み、不要な機能まで使う前提にしないことが大切です。
応募先ごとに送る版を分ける
氏名や学歴などの基本情報は共通でも、志望動機や自己PRは応募先に合わせて見直します。ファイル名に会社名や作成日を入れるなど、自分が取り違えない方法で管理しましょう。送信前には、その会社向けの内容になっているかを開いて確かめます。
AIや例文を使う場合も、経験していない仕事や持っていない資格を残さないようにしてください。文章が立派でも、面接で自分の言葉で説明できなければ困ってしまいます。表現の整理に迷うときは、履歴書の自己PR・志望動機の書き方も参考に、自分の経験を一つ具体的に伝えてみましょう。
送る前は、完成したファイルを開いて確認
入力画面がきれいでも、PDFでは文章が切れていたり、余分なページができたりすることがあります。最後に確認するのは入力画面ではなく、実際に送るファイルです。印刷する場合も、できれば同じ内容のPDFを見てから出力しましょう。

- 氏名・連絡先・作成日が正しい
- 学歴・職歴の年月と経歴に食い違いがない
- 他社向けの志望動機や古い情報が残っていない
- 写真や文章が切れておらず、文字を読める
- ファイル形式・容量・用紙サイズが指定に合っている
- 送信先と添付するファイルを取り違えていない
紙で持参する場合は、ページの抜けや印刷のかすれも確認します。送信する場合は、添付後にファイル名を見直してから送りましょう。難しい装飾や凝ったデザインを加えるより、必要な情報がきちんと伝わることが先です。
まとめ:無料の基本機能で、応募できる状態を作ろう
履歴書サービスは、提出に必要な形式、PDFまでの無料範囲、印刷費用、保存方法で比べると選びやすくなります。有料の追加機能があっても、基本の履歴書づくりに必須とは限りません。まず一つ作って内容を確認し、応募先に合わせて調整できる状態にしておきましょう。
準備ができたら、はたらきんぐ!で勤務地や職種から求人を探すこともできます。完璧な文章になるまで待ち続けず、自分の経験を正直に伝えられる書類を用意して、気になる仕事への一歩につなげてみてください。



