転職したいと思ったら何から始める?準備と進め方を順番に解説

転職したいと思っても、「まず求人を見る?」「先に退職を伝える?」と迷いますよね。結論からいうと、最初にすることは退職ではなく、転職理由と希望条件の整理です。在職中に少しずつ準備を進めれば、焦って次の職場を決めるリスクも減らせます。

この記事のポイント

  • 転職活動を始める順番が分かる
  • 応募前に準備したいものを整理できる
  • 内定から退職までの注意点を確認できる
履歴書と求人情報を準備するイメージ

転職したいと思ったら、最初に理由を言葉にしよう

「今の職場がつらい」という気持ちも、大切な転職理由です。ただ、そのまま求人を探すと、目についた条件だけで応募先を選びやすくなります。まずは、何がつらいのか、次の職場では何を変えたいのかを分けて考えてみましょう。

不満と希望をセットで書く

たとえば「残業が多い」なら、「月の残業は20時間以内を希望」のように、求人で確認できる条件へ置き換えます。「評価されない」なら、評価基準や面談の頻度を確認したい、という希望に変えられます。

今の不満 次の職場で確認すること
残業が多い 平均残業時間、繁忙期、固定残業代
休みが取りにくい 年間休日、有給取得状況、休日出勤
成長を感じにくい 担当業務、研修、評価基準、異動制度
人間関係が合わない チーム体制、相談先、上司との面談

譲れない条件は3つまで

希望をすべて満たす求人は多くありません。給与、勤務地、仕事内容、休日、働く時間などから「これだけは譲れない」を3つほど選び、それ以外は優先順位を付けておくと比較しやすくなります。

転職するか迷う段階で確認したいこと

転職は悩みを解決する方法の一つですが、必ずしも唯一の方法ではありません。部署異動、業務分担の相談、勤務時間の調整など、今の会社で改善できる余地がないかも一度確認してみましょう。

一方、心身の不調やハラスメント、安全に関わる問題がある場合は、無理に働き続けないことが大切です。社内窓口、労働局などの公的相談窓口、医療機関といった外部の力も頼ってください。

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転職活動を始める5ステップ

1.職歴と実績を棚卸しする

会社名や職種だけでなく、担当した仕事、工夫したこと、周囲から評価されたことを書き出します。数字で示せる実績がなくても、「問い合わせを整理して引き継ぎを減らした」「作業手順を見直した」など、行動と変化をセットにすると伝わりやすくなります。

2.求人を見て相場を知る

最初から応募先を一社に決めず、同じ職種の求人を5~10件ほど比べてみましょう。仕事内容、給与の内訳、勤務地、休日、必要経験を並べると、自分の希望が現実的か、どんな準備が必要かが見えてきます。

3.履歴書と職務経歴書を作る

応募先が決まる前でも、基本情報と職歴は作成できます。職務経歴書は、担当業務を並べるだけでなく、課題に対してどう動いたかを加えるのがポイントです。誤字、在籍期間、資格名などは提出前にもう一度確認しましょう。

4.在職中に応募を始める

生活費の不安を抑えやすいため、可能なら在職中の活動が安心です。面接時間を確保できるか、会社の端末やメールを転職活動に使っていないかにも注意してください。

5.内定条件を書面で比べる

口頭説明だけで決めず、労働条件通知書などで雇用形態、勤務地、業務内容、給与、固定残業代、試用期間、休日を確認します。分からない項目は承諾前に質問して構いません。

転職活動の手順を整理するイメージ

転職活動にはどのくらいかかる?

準備から内定までの期間は、職種や経験、応募数によって変わります。「1か月で決めなければ」と急ぐ必要はありません。書類作成、応募、面接、引き継ぎに必要な時間を逆算し、自分の生活に無理のない予定を組みましょう。

応募先の繁忙期や採用状況もあるため、思ったより長引くこともあります。結果が出ないときは、自分を責めるより、応募条件、書類、面接のどこで止まっているかを分けて見直す方が改善しやすくなります。

退職を伝えるのは内定後が基本

在職中に転職活動をする場合は、新しい勤務先と条件、入社予定日を確認してから退職を申し出る流れが一般的です。就業規則に定められた申し出時期を確認し、引き継ぎ期間も見込んで調整します。

退職日と入社日の間が空く場合は、健康保険、年金、雇用保険、住民税などの手続きが必要になることがあります。会社から受け取る書類も早めに確認しておくと安心です。

転職サービスはどう使い分ける?

求人サイトは自分のペースで探しやすく、転職エージェントは求人紹介や応募書類、面接日程の相談ができます。ハローワークや自治体の就労支援も選択肢です。一つに決めず、情報の得意分野を見ながら使い分けましょう。

どのサービスでも、提案された求人へ必ず応募する必要はありません。希望と合わない場合は理由を伝え、最終的には仕事内容と労働条件を自分で確認して決めることが大切です。

求人票で見落としやすいポイント

給与は「総額」だけで見ない

月給が高く見えても、固定残業代や手当を含む場合があります。基本給はいくらか、固定残業代は何時間分か、超過分は別途支給されるかを確認しましょう。賞与が「あり」と書かれていても、支給回数や前年実績、業績連動かどうかで受け取り方は変わります。

仕事内容は入社直後を具体的に聞く

「幅広く活躍」「将来は管理職」といった説明だけでは、最初に何を任されるか分かりません。入社後1か月、3か月の担当業務、教育担当、独り立ちの目安を質問すると、働く姿を想像しやすくなります。

勤務地と働き方の条件を確かめる

転勤の範囲、客先勤務の有無、在宅勤務を利用できる条件も確認します。「リモート可」でも研修中は出社、週の大半は出社という場合があります。通勤時間や家庭との両立に関わるため、遠慮せず具体的に聞いておきましょう。

面接で確認しておくと安心な質問

  • この募集で期待されている役割は何ですか
  • 入社後、最初に担当する仕事を教えてください
  • 一緒に働くチームの人数と役割はどうなっていますか
  • 忙しくなる時期と、その時期の働き方を教えてください
  • 評価はどのような基準と頻度で行われますか
  • 中途入社者が慣れるまで、どのような支援がありますか

質問をするときは、待遇だけを続けて聞くのではなく、仕事内容や期待される役割も合わせて確認すると自然です。求人票ですでに分かることではなく、自分が働くうえで判断に必要な情報を聞いてみましょう。

応募前のチェックリスト

  • 転職で変えたいことを説明できる
  • 譲れない条件を3つに絞った
  • 職歴と実績を整理した
  • 生活費と活動期間を見積もった
  • 求人票の給与内訳と休日を確認した
  • 入社後の仕事内容を具体的に質問できる
  • 内定前に退職を急いでいない
焦りを感じたときは

転職活動は周囲と比べる必要はありません。応募数よりも、自分の条件に合う求人を選び、振り返りながら進める方が納得のいく決定につながります。疲れたときは数日休み、条件を整理し直してから再開しても大丈夫です。

まとめ

転職したいと思ったら、まずは「今の何を変えたいか」と「次の職場で譲れない条件」を書き出してみましょう。そのあとに職歴整理、求人比較、応募書類の作成へ進めば、焦らず自分に合う選択肢を探せます。

今日できる最初の一歩は、気になる求人を3件保存して、共通する条件と違いを比べることです。まだ応募しなくても大丈夫。情報を集めるところから、転職活動は始まっています。

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