
人が転職を考えるとき、仕事に対する色々な悩みを抱えていることがあります。
その中でも、多くの人が感じているのは、今の仕事は果たして自分に合っているのかということだそうです。
「新卒で就活して、なんとなく内定をもらい、そのまま入社してしまった」とか「就活中に出会った社員がいい人で、一緒に働きたいと思って入社した」というようなことを良く聞きます。
このような理由で入社した人の中には、入社後に仕事について悩んでいることがあるそうです。
これは、現職の内容が自分の性格や能力にマッチしているのかという、仕事に対して適正能力に疑問を感じ始めているのではないでしょうか?
そこで、今回は「仕事における自身の適正」という面から、自分に合う仕事の見つけ方を解説していきます。
■「仕事の選び方」
人には、何ごとにおいても多少なり、得意不得意、向き不向きというものがあると言われています、
そのため、仕事を見つける時に、自分自身にその仕事に活かせる能力があるか、また自分の性格が仕事内容に合っているかといったことを考えることが重要となってきます。
◇転職時の適職探しは「自己分析」からスタートする

自分の適職を見つけるには、どうしたら良いのか?それは、自分の性格や能力、仕事への適性を知り、それを活用して仕事を探すようにすることです。
つまり、自分の性格や能力が仕事に合っているかを判断し仕事を選ぶことが出来れば、仕事はしやすいか?能力を活かせるか?仕事へのやりがいを感じられるか?といったこれらの疑問は、徐々に解消されていくでしょう。
転職を思い立ったら、自分がどういう性格か、どのようなことに興味・関心があるかなど自己分析することから、転職活動をスタートさせることをおすすめします。
■自己分析をする方法3選
仕事に対する自分自身の適性を把握することは、仕事探しをする上で重要なポイントのひとつです。
転職を機会に改めて、自分の性格や得意分野を把握するために「自己分析」をしてみるという方法があります。
自己分析には、自分で行う方法、インターネットのサービスを利用する方法、第三者(転職エージェント)に協力してもらう方法の3つがあります。
◇①自己分析を自分で行う
新卒の就活時代を思い返すとおわかりのように、まず自分の過去を一覧にして(幼少期から現在まで)その中で、「面白かった」「苦労した」「頑張った」などのエピソードを出来るだけ書き出してください。
エピソードを書き上げたら、その中に書かれている自分自身の強み・弱み、長所・短所を見つけましょう。
強み・弱み、長所・短所を分析すると、自分が得意なこと不得意なこと、好きなこと苦手なことが浮き彫りになり、自分の性格や興味のあることなどを把握できます。特に、頑張って成果を上げたかのエピソードからは、どうして頑張ることができたか、モチベーション保つ方法などの秘訣がわかってきます。
興味・関心が明確に整理できれば、それに関連した仕事を探していくうちに、自身の適職に出会う可能性が見えてくることでしょう。
また、自己分析の結果に得られたエピソードや強みは、応募書類や面接のときに、採用担当者へのアピール材料にもなります。


◇②インターネットで適職診断をする
インターネットで「適職診断」「職業適性検査」「自己分析診断」というキーワードで検索すると無料の「適職診断テスト」がいくつか表示されます。
ほとんどのテストは、5分程度の短時間で受けられ、どのような仕事が合っているかなどの診断結果が表示されます。
職種を決めかねている方にとって、自分で気づかない選択肢の幅が広がる可能性があります。
◇③第三者の意見を聞く(家族・友人、先輩・同期、転職エージェント)

自己分析以外に自分を知るうえで有効な方法は、第三者に自分という人物はどういうタイプか聞いてみるのも一つの方法です。
第三者と言っても、家族や友人、同期や先輩などの身近な人は、辛辣な意見というより見た目のことや普段から感じているイメージとなってしまうこともあります。
しかし、これは自分を理解する意味では、他人に自分はどう見えているかを知るチャンスで、自身の思考や行動のヒントになることもあります。
また、就職・転職エージェントへ相談した場合は、就職・転職のプロであるアドバイザーがあなたの適性をテストで分析した結果をベースに、さまざまなデータから求人先まで紹介してくれますので、利用価値の高い方法となるでしょう。
■まとめ
自分に合った仕事を見つけるにあたり「自分の性格や興味・関心、自身のスキルや特性を活かせるか」を考えて仕事選びをすることは大切です。
ただ、自分のスキルや特性を活かせる仕事に巡り合えても、自分の希望する働き方ができないとか、なんとなく肌に合いそうにもない企業風土を知ってしまうと、「自分に合った仕事」とは感じにくいものです。
自分のスキルや特性を活かせて、業務内容や職種にも興味があると感じた企業を見つけたら、社風や企業の実情などを転職エージェントに聞いてみると良いでしょう。
その理由は、転職エージェントは、職探しのプロとしてさまざまな企業のデータを蓄積しており企業情報も豊富です。
転職に関しての相談も可能ですので、転職活動時の相談相手の選択肢にされることをおすすめします。